永昌院で行なわれる行事や催事のご案内です。
曹洞宗では年明けに「転読大般若(てんどくだいはんにゃ)」と呼ばれるご祈祷を行います。「転読大般若」とは、『摩訶般若波羅蜜多経(通称:大般若経)』の経文を読むことにより、その功徳をもって、世界の平和や各参列者の平安などをご祈祷申し上げる法会のことです。
「大般若会」は、その式の中で『大般若経』600巻を全て読みますが、怖ろしく膨大であるため、略して読む方法(これを「転読(てんどく)」といいます)が採られています。
正月祈祷である「転読大般若」は、今ここで生きている我々自身について、1年の幸福を祈る内容です。1年間、気持ちよく生きることができるように、参列いただけると幸いです。
降誕会(ごうたんえ)、一般的に花まつりとも呼ばれます。
4月8日は、お釈迦さまのお誕生をお祝いする「花まつり」の日です。
お釈迦さまは、今からおよそ2500年前、現在のインド国境に近いネパールの地、ルンビニーの花園でお生まれになりました。お釈迦さまの誕生日のお祝いを「花まつり」というのはこのためです。
伝説では、お生まれになってすぐに七歩進み、右手で天を、左手で地を指差し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言されたといわれています。当日はこの時のお釈迦さまの姿に甘茶をかける行事が行われます。
子ども禅の集いは、参禅会. 坐禅・読経・作務などを禅寺。永昌院での一泊修行体験を通じて、規律正しい生活を身につけると共に、学年の枠を超えて相手を思いやる心・助け合いの心を育むことを目的に開催します。
住職の他、副住職や近隣の青年僧も集まり禅体験の他、スイカ割りなどの催しも行います。
子ども禅の集いに関するお問い合わせは下記フォームより
曹洞宗では施食会(せじきえ)といいますが、永昌院では昔からの風習に従い、お施餓鬼(おせがき)としています。
「施食」とは、「餓鬼に施す」という意味です。「餓鬼」とは、生前の悪行の報いで、”餓鬼道”に落ちた亡者のことをいいます。
お釈迦様は、<無量威徳自在光明加持飲食陀羅尼>という陀羅尼(お経)を唱えながら、ひとつまみの食べ物を施すと、それが無量の食べ物となって、無数の餓鬼に施すことになる。そうすれば施主も寿命が長らえ、その功徳に寄って仏道を証得できるだろう”と教えられました。
お寺を開いた人物、つまり初代住職のことを「ご開山」といいますが、ご開山の命日にあわせ、寺院で厳修される法要が開山忌です。
永昌院のご開山は、鰲山正雪大和尚(ごうさんしょうせつ)という方であり、龍泰寺(関市下有知)の二十世住職で、県内でも霊泉寺(美濃市上河和)・香積寺(関市日吉町)・円通寺(関市小屋名)など、十数ヶ寺のご開山となっています。また黄門様で知られる水戸光圀公とも縁を結んだ、そんな話もあるようです。
ご開山に感謝し恩に報いるため、仏道に向かって新たな歩みを踏み出せる、そんな供養を心がけております。
当日は併せて水子供養法要も厳修されます。
またお斎の接待もございますので是非共、ご来寺下さい。
年末深夜からから元旦に渡り除夜の鐘つきと元旦の法要、修正会(しゅしょうえ)を行います。
年越しそばのお接待やくじ引き等を行っております。
新しい年が良い一年になりますように、年始め、最初のお寺参りに是非ご来寺下さいませ。